今回成分解析するのはこちら。
有名なシカクリームのうちの1つであるCENTELLIAN24 (センテリアン24) のマデカクリーム。
植物エキスや精油を使うシカクリームは多いですが、マデカクリームは他にないほどの多種多様な植物エキスと精油を使用したクリームでした😳
詳しい成分解析をみていきましょう。
成分解析総合評価:3 / 5点
総合評価は
といった観点から評価しました。
マデカクリームのデメリット
アルコール過敏の方は注意😣
マデカクリームには、変性アルコールというアルコールが使用されています。マデカクリームには多くの精油が配合されており、精油を溶かすための溶剤として使われているのかと思います。
誤解されやすい成分ですが、清涼感や収斂作用のある成分で、特別刺激があって肌に毒というわけではないのです。※全く刺激を感じない〜軽度の刺激を感じる人のいる成分
ただし、アルコールが蒸発する際に水分も同時に奪ってしまう性質もあるため、アルコールで肌が荒れやすいアルコール過敏の方や極度の乾燥肌の方は使用を控えたほうが良いです◎
刺激を起こす可能性がある成分が少し多い…
植物エキスや精油は様々な皮膚コンディショニングや抗菌効果などがある利点もありますが、中には稀に軽度の刺激を感じる方もいます。
植物にアレルギーを持っている方や精油でアレルギーを起こしたことのある方は、下の成分表を見て成分を確認してみてください◎
他の稀に軽度の刺激を感じることがある成分やアレルギーを起こす可能性がある成分も成分表から確認できます。
また、顔に使用する前に、二の腕の裏などに塗布してパッチテストを行うのもオススメです。
※精油の光毒性に関しては、マデカクリーム Q&Aという見出しで確認できます。
ツボクサ葉水に関しては情報が少ないですが、CIRという米国の化粧品成分の調査機関がツボクサ葉水・ツボクサエキスともに化粧品への使用は安全であると評価しています。
マデカクリームの効果・良い点
ツボクサ&ナイアシンアミドが肌荒れに◎
マデカクリームは、ベースとして使われる成分に水ではなくツボクサ葉水を49%使用し、ツボクサの4つの機能性成分を含むツボクサエキスを配合しています◎
さらに医薬部外品で肌荒れ改善・美白・シワ改善の有効成分として承認されているナイアシンアミドが配合されているんです🏥
知っている方も多いかと思いますが、ツボクサには保湿や抗炎症・抗シワ・抗酸化などの作用があると報告されており、ナイアシンアミドも医薬部外品の有効成分として使用される成分。
シカクリームには鎮静効果を求める方が多いと思いますが、鎮静や肌荒れへの効果は期待できそうなクリームになっています。
こちらもツボクサ&ナイアシンアミドを使ったシカクリーム↓
ツボクサ葉水に関しては情報が少ないですが、CIRという米国の化粧品成分の調査機関がツボクサ葉水・ツボクサエキスともに化粧品への使用は安全であると評価しています。
保湿&水分を閉じ込める効果が高い!
マデカクリームには、スクワラン・シア脂といった優れたエモリエント効果 (肌からの水分の蒸散を防ぐ・肌を柔軟にする)のある成分を配合しています。
スクワランはベタつきがなくサラっとしているので感触も良く、人の皮脂膜の中にも元々存在している成分です。
メインの保湿剤には代表的な保湿剤の1つであるBGという成分を使っており、こちらもグリセリンよりもサラっとした感触なので、感触良く保湿効果もしっかり得られると思います!
その他の良い点
その他の良い点としては、BG・ペンチレングリコール・カプリリルグリコール・DPGなどの防腐・防腐補助・静菌効果のある成分を配合し、防腐剤の使用を抑えているところが挙げられます。
フェノキシエタノールは配合されていますが、微量だと予想できます。※パラベン不使用
そして全24種類もの植物エキスが使用されているところ🌿
ツボクサエキスも植物エキスですが、鎮静効果に優れていて知らない人はいないほどの流行っぷりですよね。
「植物エキスって本当に効果あるの?」と懐疑的な気持ちを持ってしまう気持ちもわからなくもないですが、根拠を持って効果を謳っている植物エキスも存在するため、なかなか侮れない!と思っています。
マデカクリーム 全成分表
マデカクリームは、全86種類の成分でできたクリーム。
そのうちEWG等級は、
- 安全等級が58種類
- 注意等級が22種類
- 不明が6種類
となっています。
こちらから全成分の配合目的、EWG等級、安全・刺激・アレルギー性、配合目的を見ることができます。
EWG | 安全性 | 刺激性 | アレルギー性 | 成分 (配合目的) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
不明 | ○ | 不明 | 不明 | ツボクサ葉水 (溶剤、皮膚コンディショニング) | 製品の49%配合 |
○ | 低 | 低 | BG (保湿、防腐) | 多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる) 代表的な保湿成分 ベタつきが少なく、サラッとした感触 | |
○ | 低 | 低 | スクワラン (エモリエント、感触調整) | 炭化水素という種類の天然/合成油 油っぽさがなく、サラっとした感触 | |
○ | 低 | 低 | 変性アルコール (溶剤、収斂、感触調整、形状調整) | アルコール 乾燥・敏感肌やアルコール過敏症の方は注意 揮発性があり清涼感をもたらす | |
○ | 低 | 低 | シア脂 (エモリエント、感触調整) | 植物油脂 | |
○ | 不明 | 不明 | 水添ポリ(C6-14オレフィン) (エモリエント、形状調整) | 炭化水素という種類の合成油 | |
○ | 中 | 低 | ステアリン酸グリセリル (乳化) | 非イオン/ノニオン界面活性剤 | |
○ | 低 | 低 | グリセリン (保湿) | 多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる) 代表的な保湿成分 | |
○ | 低 | 低 | ナイアシンアミド (肌荒れ防止、バリア機能改善、メラニン生成抑制、シワ改善、皮脂調整) | ビタミンB群 「肌荒れ、荒れ性防止」「メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ」「シワを改善する」医薬部外品有効成分 | |
○ | 低 | 低 | マカデミア種子油 (エモリエント) | 植物油脂 | |
○ | 不明 | 不明 | トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル (エモリエント) | エステルという種類の合成油 | |
○ | 低 | 低 | トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル (エモリエント、感触調整) | エステルという種類の合成油 油っぽさがなく、サラッとした感触 | |
○ | 低 | 低 | セテアリルアルコール (乳化安定、感触調整) | ||
○ | 低 | 低 | ステアリン酸PEG-40 (乳化、乳化安定) | 非イオン/ノニオン界面活性剤 | |
○ | 低-中 | 低 | シクロペンタシロキサン (閉塞、感触調整) | シリコーン | |
○ | 低-中 | 低 | ツボクサエキス(アシアチコシド、アシアチン酸、マデカシン酸) (保湿、バリア機能改善、抗炎症、抗菌、抗酸化、抗糖化、ハリ改善) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | ベルガモット果実油 (香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) 光毒性がある成分だが、0.4%以下であれば光毒性を発揮しない | |
○ | 低 | 低 | ヒマワリ種子油 (エモリエント) | 植物油脂 | |
○ | 低 | 低 | オリーブ果実油 (エモリエント) | 植物油脂 | |
不明 | 不明 | 不明 | ニオイテンジクアオイ花油 (皮膚コンディショニング、香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
不明 | 不明 | 不明 | オレンジ油 (香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
○ | 不明 | 不明 | グレープフルーツ果皮油 (皮膚コンディショニング、香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) 光毒性がある成分だが、4.0%以下であれば光毒性は発揮しない | |
○ | 不明 | 不明 | ラベンダー油 (抗菌、防腐、香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
不明 | 不明 | 不明 | イランイラン花油 (香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
不明 | 不明 | 不明 | アトラスシーダー樹皮油 (皮膚コンディショニング、香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
不明 | 不明 | 不明 | ダマスクバラ花油 (皮膚コンディショニング、香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
不明 | 不明 | 不明 | 不明 | (ラズベリー種子油/コハク酸トコフェロール)アミノプロパンジオールエステルズ (保湿、バリア機能改善、抗炎症) | |
不明 | 不明 | 不明 | ニガヨモギエキス (保湿、バリア機能改善、抗炎症、防腐) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | ローズ油 (香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
不明 | 不明 | 不明 | ツバキ花エキス (エモリエント、抗酸化) | 植物エキス | |
○ | 低 | 低 | ペンチレングリコール (保湿、防腐) | 多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる) | |
不明 | 不明 | 不明 | ジャスミン油 (香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
不明 | 不明 | 不明 | チガヤ根エキス (皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | 不明 | イヌシデ葉エキス (抗菌、防腐、皮膚コンディショニング) | 植物エキス |
不明 | 不明 | 不明 | 不明 | セイヨウヤドリギ果実エキス (皮膚コンディショニング) | 果実エキス |
○ | 不明 | 不明 | メリッサ葉エキス (保湿、閉塞、収斂、バリア機能改善、抗炎症、抗酸化、抗糖化、メラニン生成抑制、香り付け) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | ゼニアオイエキス (皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
○ | 低-中 | 低 | セイヨウノコギリソウエキス (収斂、抗炎症、抗菌、抗酸化、抗糖化、メラニン生成抑制、香り付け) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | ハゴロモグサエキス (収斂、皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | セイヨウサクラソウエキス (皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
○ | 低 | 低 | セイヨウハッカ葉エキス (閉塞、収斂、抗炎症、抗菌、抗酸化、抗糖化、ハリ改善、香り付け) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | ベロニカオフィシナリスエキス (皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | フェルラガルバニフルア樹脂油 (皮膚コンディショニング、香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
不明 | 不明 | 不明 | ニオイヒバ葉油 (香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
不明 | 不明 | 不明 | ニンファエアアルバ花エキス (皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
○ | 不明 | 不明 | セイヨウキズタ葉/茎エキス (抗炎症、抗菌、抗酸化、抗糖化) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | ハスエキス (皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | ソケイ花/葉エキス (閉塞、皮膚コンディショニング、香り付け) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | サーマスサーモフィルス培養物 (抗酸化、皮膚コンディショニング) | ||
○ | 低 | 低 | 合成ミツロウ (乳化安定、形状調整) | エステルという種類の合成油 | |
○ | ヒマワリ種子エキス (皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |||
不明 | 不明 | 不明 | 不明 | ヤマグワ木エキス (エモリエント、収斂、抗菌、防腐、酸化防止剤) | 植物エキス |
○ | 不明 | 不明 | ラベンダー花水 (抗菌、皮膚コンディショニング、防腐、香り付け) | ||
○ | 不明 | 不明 | ローズマリー葉水 (香り付け) | ||
○ | 不明 | 不明 | マドンナリリー根エキス (抗炎症、抗糖化、ハリ改善) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | イリスベルシコロルエキス (皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | 不明 | エーデルワイス花/葉エキス (抗炎症、抗菌、抗酸化) | 植物エキス |
○ | 低 | 低 | オレンジ果実エキス (皮膚コンディショニング、香り付け) | 果実エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | バラエキス (閉塞、皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | フリージアエキス (皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | ラッパズイセン花エキス (皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | タイマツバナ葉エキス (皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
○ | 低 | 低 | シクロヘキサシロキサン (閉塞、感触調整) | シリコーン | |
○ | 低 | 低 | ステアリン酸PEG-100 (乳化) | 非イオン/ノニオン界面活性剤 | |
不明 | 不明 | 不明 | ポリアクリレート-13 (皮膜形成) | ポリマー | |
○ | 低 | 低 | セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン (乳化) | シリコーン | |
○ | 低 | 低 | ステアリン酸 (感触調整、形状調整) | 脂肪酸 | |
○ | 不明 | 不明 | ジポリヒドロキシステアリン酸PEG-30 (乳化) | 非イオン/ノニオン界面活性剤 | |
○ | 低 | 低 | ポリイソブテン (皮膜形成、形状調整) | ポリマー | |
○ | 低 | 低 | カプリリルグリコール (保湿、防腐) | ||
○ | 低 | 低 | カルナウバロウ (エモリエント、皮膜形成) | ロウ | |
○ | 低 | 低 | 酢酸トコフェロール (抗酸化、酸化防止) | 油溶性ビタミンE誘導体 | |
○ | 中 | 低 | ポリソルベート20 (乳化) | 非イオン/ノニオン界面活性剤 | |
○ | 低-中 | 低 | アデノシン (皮膚コンディショニング) | ||
○ | 不明 | 不明 | ポリデセン (閉塞) | ポリマー | |
○ | 低 | 低 | DPG (保湿、防腐) | 多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる) ベタつきが少なく、サラッとした感触 | |
不明 | 不明 | 不明 | コパイフェラオフィシナリス樹脂 (皮膜形成) | ||
○ | 不明 | 不明 | パルミトイルプロリンNa (皮膚コンディショニング) | ||
○ | 不明 | 低 | (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー (感触調整、形状調整) | シリコーン | |
○ | 中-高 | 低-中 | PEG-8 (保湿) | ポリマー | |
○ | 低 | 低 | ポリアクリル酸Na (エモリエント、皮膜形成、乳化安定、形状調整) | ポリマー | |
○ | 低 | 低 | フィチン酸 (キレート) | ||
不明 | 不明 | 不明 | PPG-1-PEG-9ラウリルグリコールエーテル (乳化) | 非イオン/ノニオン界面活性剤 | |
○ | 低 | 低 | カルボマー (乳化安定、形状調整) | ポリマー | |
○ | 低 | 低 | EDTA-2Na (キレート) | ||
○ | 低 | 低 | フェノキシエタノール (防腐) |
エモリエント…水分の蒸散を防いで潤いを保ち、お肌を柔軟にする効果
キレート…製品の変質や変色の原因となる金属イオンを不活性化する効果があります
正しい情報をお伝えしたく、報告や論文等に基づいた情報を書いています。
今後新しいデータが見つかり次第、追記していきます。
マデカクリーム Q&A
精油が入っているけど光毒性はあるの?
一般的に精油は1%以下に希釈して使われるもので、光毒性に関しては、
- ベルガモット…0.4%以下
- グレープフルーツ…4%以下
の濃度であれば光毒性は発揮しないとされています。
マデカクリームは全成分が86種類とかなり多く、中でも数多くの精油や植物エキスが使われています。各精油や植物エキスは微量〜1%以下の配合量だと推測できるので、光毒性はないと考え日中も使っても問題ないかと思います◎
それでも心配な方は、センテリアン24の公式の方に問い合わせてみるか、日中の使用は避け、夜のみ使うことを推奨します。
ビタミンCは入っているの?
ビタミンCおよびビタミンC誘導体は配合されていません。
ですが、ビタミンCはナイアシンアミドの効果を弱めてしまう作用があるため、ビタミンCの配合されているスキンケアとは併用しないのがベターです◎
マデカクリームの購入はこちらから
保湿力のあるシカクリームとして乾燥・荒れを同時にケアしたい方や、植物エキスや精油が配合されているスキンケアが好みな方にオススメです♡