【イハダ化粧水 成分解析】薬用ローション とてもしっとり【IHADA】

イハダ 化粧水 成分解析

今回はイハダの医薬部外品 化粧水、薬用ローション とてもしっとりを成分解析しました◎

敏感肌でも使えるって本当?

繰り返す肌荒れや乾燥に効くの?

こんな疑問を抱える方は必見。

医薬部外品の成分表示

ちなみに、医薬部外品は化粧品と違い「全成分表示義務」がありません。「表示指定成分」と呼ばれる成分のみを表示する義務があります。

イハダの化粧水は成分を見る限り、全成分またはほとんどの成分を表示しているかと思いますが、念のため上記を踏まえてご覧ください◎

イハダ 薬用ローション とてもしっとり 成分解析結果

イハダの医薬部外品 化粧水、薬用ローション とてもしっとりの成分解析結果は…

  • 総合評価 A
  • 求める効果 A〜B
  • 成分安心度 A
  • 刺激可能性 低
  • アレルギー可能性 低

求める効果…大々的に敏感肌向けと販売している医薬部外品の化粧水のため少々厳しめに判定

成分からみてどんな効果があるのか?や、イハダ 薬用ローション とてもしっとりの成分メリット・デメリットをご紹介します。

イハダ 薬用ローション とてもしっとりの効果・メリット

イハダ 薬用ローション とてもしっとりを成分解析したところ、

  • 抗炎症成分が肌荒れを沈める
  • たっぷり保湿成分でベタつかない高保湿感
  • 皮膚保護・バリア機能改善

といった結果でした◎

2つの抗炎症有効成分を配合◎

イハダ 薬用ローション とてもしっとりには、医薬部外品で抗炎症有効成分として厚生労働省から承認された以下の2つの成分が配合されています。

  • アラントイン
  • グリチルリチン酸ジカリウム

敏感肌は、バリア機能低下により知覚過敏反応を示したり炎症を引き起こしてしまうなどの要因が考えられますが、グリチルリチン酸ジカリウムにはバリア機能改善・炎症要因の抑制・知覚過敏反応の抑制の作用を有する可能性を示す報告も上がっています。

敏感肌と相性の良い成分で炎症を抑制できるのは嬉しいポイント◎

保湿と皮膚保護、バリア機能改善に繋がる成分

イハダ 薬用ローション とてもしっとりは、とにかくたっぷりの保湿成分が配合

  • 濃グリセリン
  • 1,3-ブチレングリコール
  • ジプロピレングリコール
  • ポリオキシエチレンメチルグルコシド

など、下に載せた表を見てもらうとわかりますが、本当にたっぷり。

さらに資生堂独自のエモリエント成分2つや高精製ワセリンが、肌を皮膜で覆い、肌からの水分の蒸散を防ぐとともに肌を保護し外部刺激から守ってくれます

PCA-Naや塩化カルシウム・塩化マグネシウムなどの肌にもともと存在する保湿成分であるNMF(天然保湿因子)も配合され、肌本来の力を取り戻すような処方だなと感じました。

敏感肌の要因の1つ…?

ちなみに敏感肌では表皮上層の塩化カルシウム・塩化マグネシウムが喪失しており、その2つが存在するバリア機能の回復を促進するという報告もあがっており、塩化カルシウム・塩化マグネシウムが損なわれることが敏感肌の要因の1つなのではといった推定の声もあります。

イハダ 化粧水 とてもしっとりのデメリット

極度の敏感肌さんには少し刺激を感じる可能性も…

敏感肌さんは肌のバリア機能を損なっていることが主な要因と言われており、保湿・バリア機能の改善の役割を担ってくれるこちらの化粧水はまさに!といった化粧水。

ですが、極度の敏感肌さんは、一般的に低刺激とされている成分でも防腐効果のある成分は特に刺激を感じやすかったりします。

イハダの薬用ローション とてもしっとりには防腐効果も兼ね備える以下の2つの成分が配合されています。

  • 1,3-ブチレングリコール
  • ジプロピレングリコール

あと気になるのは代表的な防腐剤であるフェノキシエタノール。

上記の2つの成分が防腐効果も兼ね備えているのでフェノキシエタノールの使用量は抑えられているかと思いますが、同様に注意が必要です。

まあ、防腐効果のある成分は配合しない訳にいかない上に、どの成分も人に合う・合わないのリスクはあるので避けきれない問題…。

そのリスクを軽減するためにも、敏感肌向けを謳うならもう少し成分を少なくして欲しいな〜という気持ちもあります…!

イハダ 化粧水 とてもしっとり 成分表

有効成分はこちらの2成分。

EWG安全性刺激性アレルギー性有効成分 (配合目的)化粧品成分名称備考
EWG等級1

アラントイン
(収斂、抗炎症)
アラントイン「抗炎症」医薬部外品有効成分
EWG等級1不明不明グリチルリチン酸ジカリウム
(バリア機能改善、抗炎症)
グリチルリチン酸2K「抗炎症」医薬部外品有効成分
バリア機能向上や炎症要因の抑制・知覚過敏反応の抑制などの敏感肌の要因と思われる3つの要素を改善する作用を有する可能性も示している

有効成分以外のその他の成分はこちらの24成分。

EWG安全性刺激性アレルギー性成分 (配合目的)化粧品成分名称備考
EWG等級1

精製水
(溶剤)
EWG等級1-2

濃グリセリン
(保湿)
グリセリン多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる)
代表的な保湿成分
EWG等級1

1,3-ブチレングリコール
(保湿、防腐)
BG多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる)
代表的な保湿成分
ベタつきが少なく、サラッとした感触
EWG等級1-2

ジプロピレングリコール
(保湿、防腐)
DPG多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる)
ベタつきが少なく、サラッとした感触
EWG等級1ポリオキシエチレンメチルグルコシド
(保湿)
メチルグルセス-10
メチルグルセス-20
不明不明不明不明ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル
(エモリエント,バリア機能改善)
・資生堂独自の成分
不明不明不明不明ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル
(エモリエント)
・資生堂独自の成分
EWG等級1評価中マルチトール液
(保湿)
マルチトール
EWG等級1トリメチルグリシン
(保湿)
ベタイン
EWG等級1-3ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
(乳化)
PEG-5水添ヒマシ油
PEG-7水添ヒマシ油
PEG-10水添ヒマシ油
PEG-20水添ヒマシ油
PEG-25水添ヒマシ油
PEG-30水添ヒマシ油
PEG-40水添ヒマシ油
PEG-50水添ヒマシ油
PEG-60水添ヒマシ油
PEG-80水添ヒマシ油
PEG-100水添ヒマシ油
・界面活性剤の中でも低刺激で安定性が高い
EWG等級1低-中ジイソステアリン酸ポリグリセリル
(エモリエント,乳化)
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-3
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-6
ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10
EWG等級1

トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル
(エモリエント、感触調整)
トリエチルヘキサノインエステルという種類の合成油
EWG等級1不明クエン酸ナトリウム
(キレート,pH調整)
クエン酸Na
EWG等級1不明不明不明エリスリトール
(保湿,バリア機能改善)
エリスリトール
EWG等級1-2クエン酸
(キレート,pH調整,酸化防止)
クエン酸
EWG等級1メタリン酸ナトリウム
(キレート)
メタリン酸Na
EWG等級2-4評価中評価中ピロ亜硫酸ナトリウム
(酸化防止)
ピロ亜硫酸Na
EWG等級1L-グルタミン酸ナトリウム
(保湿)
グルタミン酸Na
EWG等級1常水
(溶剤)
EWG等級1DL-ピロリドンカルボン酸ナトリウム液
(保湿)
PCA-Na・角質層にもともと存在する保湿成分NMFの1つ
EWG等級1-4不明ワセリン
(皮膚保護)
ワセリン・高精製ワセリンを使用(不純物を取り除いた純度の高いハイグレードワセリン)
・刺激・アレルギー可能性共に低いが脂漏性皮膚炎を有する場合は使用を推奨しない声もある
EWG等級1不明不明塩化カルシウム
(収斂、バリア機能改善、形状調整)
塩化Ca
EWG等級1不明不明不明塩化マグネシウム
(保湿,増粘,バリア機能の回復促進)
塩化Mg・化粧品会社による発表では実験的に作った敏感肌では表皮上層のマグネシウムが喪失し、実験的に作った乾燥肌では、バリア機能が低下するがマグネシウムがバリア機能の回復を促進することがわかっている
EWG等級2-4

フェノキシエタノール
(防腐)
フェノキシエタノール
成分はwatashi+ by shiseidoより

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成分的には敏感肌向けに考えられた処方だなと思いました。

ベタつかないのに保湿力があると好評な「イハダ 薬用ローション とてもしっとり」。ぜひ試してみてください◎

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