今回はDr.Jart+(ドクタージャルト)の「シカペアセラム」を成分解析しました◎
シカペアセラムの効果は?
成分は安全なんだろうか…
こんな疑問を抱える方は必見。
ドクタージャルト シカペアセラムの成分解析結果
ドクタージャルト シカペアセラムの成分解析結果は…
成分からみてどんな効果があるのか?や、ドクタージャルトのシカペアセラムの成分メリット・デメリットをご紹介します。
ドクタージャルト シカペアセラムの効果・メリット
ドクタージャルトのシカペアセラムを成分解析したところ…
- マデカソサイド1,000ppmとドクダミエキスによる抗炎症
- ナイアシンアミドのバリア機能改善による整肌
- とろみはあるがサッパリ、中程度の保湿力
- 抗菌効果のある保湿成分で防腐剤フリー
といった結果でした◎
マデカソサイド1,000ppmとドクダミエキスによる抗炎症
シカペアセラムは「シカ」を名乗る製品の特徴でもあるツボクサの成分を全6種類配合しています。
- ツボクサ葉エキス
- ツボクサエキス
- マデカッソシド
- アシアチコシド
- アシアチン酸
- マデカシン酸
ツボクサは抗炎症・鎮静効果のある成分で、ニキビや赤みなどをケアする成分◎
最後にエキスと付いていない4つの成分は、ツボクサエキスの中にも含まれている機能成分で、中でもマデカソサイド(成分表記:マデカッソシド)は1,000ppm(0.1%)配合しているそう!
ドクタージャルトのシカペアシリーズでは、シカペアクリームが5,000ppm(0.5%)でシカペアトナーは記載がありませんでした。
抗炎症効果のある植物エキスとして話題のドクダミエキスも配合されています◎
ナイアシンアミドのバリア機能改善による整肌
ドクタージャルトのシカペアトナー・クリームにも配合されているナイアシンアミドは、医薬部外品の肌荒れ・シワ改善・シミ改善有効成分としても承認されている成分!
シカペアシリーズの陰ながらの機能成分かと思われます。
ナイアシンアミドの高濃度配合美容液を使用したことがありますが、私は肌荒れにちゃんと効果があったので好きな成分です◎
とろみはあるがサッパリ、中程度の保湿力
シカペアセラムのメインの保湿成分には、DPGが使用されています。
DPGは穏やかな保湿力でサラッとした質感ですが、一緒に保湿成分として配合されているグリセリンは高い保湿力を持っています。
更にグリセリン×プロパンジオールはとても相性が良く、組み合わせることで保湿持続力が高まるという研究報告があり、3つの組み合わせから考えて中程度の保湿力はあると思われます!
鎮静系の美容液としては程よい保湿力なのではないでしょうか◎
抗菌効果のある保湿成分で防腐剤フリー
シカペアセラムはパラベンやフェノキシエタノールといった防腐剤を使用していません。
DPGやプロパンジオール、1,2-ヘキサンジオールは抗菌効果も持つ保湿成分。これらの成分で防腐効果は発揮されているようです。
パラベンやフェノキシエタノールは古くから使用され安全性も認められているようですが、気持ち的に抵抗感のある方やそれらに刺激を感じてしまう方は防腐剤フリーの処方はオススメです◎
ドクタージャルト シカペアセラムのデメリット・注意点
安全性の不明な成分が多く、刺激・アレルギーの可能性も
特別刺激が強かったり危険と言われている成分は配合されていません。
ですが、どのような化粧品・成分も人によって刺激やアレルギーを起こす可能性を潜めています。
シカペアセラムの中だと植物エキスや精油などはCIRによる調査報告がまだなく、その他の研究報告なども少ないため、刺激・アレルギー可能性の判断ができません。
他の化粧品で使用されていることも多い成分がほとんどのため、重篤な報告はないと思われますが、激しい赤みや腫れ、痒みなどを感じたらすぐに使用を中断しましょう。
ドクタージャルト シカペアセラム 全成分表
ドクタージャルト シカペアセラムは、38種類の成分でできたセラム。
各成分の詳細はこちらからご覧ください。
EWG | 安全性 | 刺激性 | アレルギー性 | 成分 (配合目的) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
○ | 低 | 低 | 水 (溶剤) | ||
不明 | 不明 | 不明 | 不明 | エリンギウムマリチムムカルス培養液 (皮膚コンディショニング) | |
○ | 低 | 低 | DPG (保湿、防腐) | 多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる) ベタつきが少なく、サラッとした感触 | |
○ | 低 | 低 | グリセリン (保湿) | 多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる) 代表的な保湿成分 プロパンジオールとの併用によってグリセリン単体よりも高い保湿力・保湿持続力を発揮する | |
○ | 低 | 低 | BG (エキス抽出) | 多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる) | |
○ | 低 | 低 | プロパンジオール (保湿、防腐) | 多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる) ベタつきが少なくサラッとした感触 グリセリンとの併用によってグリセリン単体よりも高い保湿力・保湿持続力を発揮する | |
不明 | 不明 | 不明 | セイヨウノコギリソウ油 (香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
○ | 不明 | 不明 | ドクダミエキス (抗炎症、抗菌、抗酸化、抗糖化) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | セイヨウヒイラギ葉エキス (皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
○ | 低 | 低 | 1,2-ヘキサンジオール (保湿、防腐) | 多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる) 少量でも防腐効果を示すため、防腐剤の量を減らすためによく使用される | |
○ | 低 | 低 | ナイアシンアミド (肌荒れ防止、バリア機能改善、メラニン生成抑制、シワ改善、皮脂調整) | ビタミンB群 「肌荒れ、荒れ性防止」「メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ」「シワを改善する」医薬部外品有効成分 | |
評価中 | 不明 | 不明 | トチャカエキス (保湿,抗炎症,ハリ改善) | ・紅藻の一種であるヤハズツノマタの成分 | |
評価 なし | 不明 | 不明 | サトウキビエキス (保湿,色素沈着抑制) | ・植物エキス ・イネ科サトウキビの成分 | |
不明 | 不明 | 不明 | 不明 | ストレプトコッカスサーモフィルス培養物 (保湿) | |
○ | 不明 | 不明 | セイヨウキズタ葉/茎エキス (抗炎症、抗菌、抗酸化、抗糖化) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | メリアアザジラクタ葉エキス (抗炎症、抗酸化、メラニン生成抑制) | 植物エキス | |
○ | 不明 | 不明 | ラベンダー油 (抗菌、防腐、香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
不明 | 不明 | 不明 | メリアアザジラクタ花エキス (皮膚コンディショニング) | 植物エキス | |
不明 | 不明 | 不明 | ベルガモット果実油 (香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) 光毒性がある成分だが、0.4%以下であれば光毒性を発揮しない | |
評価 なし | 不明 | 不明 | カカオエキス (皮膚コンディショニング) | ・植物エキス ・アオイ科カカオの成分 | |
○ | 低 | 低 | ツボクサ葉エキス (保湿、抗炎症、抗酸化) | 植物エキス | |
○ | 低-中 | 低 | ツボクサエキス (保湿、バリア機能改善、抗炎症、抗菌、抗酸化、抗糖化、ハリ改善) | 植物エキス | |
○ | 中 | 低 | パンテノール (保湿、抗炎症) | ビタミンB群 「肌荒れ、荒れ性防止」医薬部外品有効成分 | |
○ | 不明 | 不明 | (C12-14)パレス-12 (乳化) | ||
○ | 低 | 低 | トロメタミン (pH調整) | ||
不明 | 低 | 低 | マデカッソシド (抗炎症、抗酸化) | ||
○ | 低 | 低 | エチルヘキシルグリセリン (保湿、防腐) | ||
○ | 低-中 | 低 | アデノシン (皮膚コンディショニング) | ||
○ | 不明 | 不明 | DNA (保湿、ハリ改善) | ||
不明 | 不明 | 不明 | アシアチコシド (抗酸化) | ||
○ | 低 | 低 | デキストリン (増粘) | ||
不明 | 不明 | 不明 | アシアチン酸 (抗酸化) | ||
不明 | 不明 | 不明 | マデカシン酸 (抗酸化) | ||
○ | 不明 | 不明 | 塩化Ca (収斂、バリア機能改善、形状調整) | ||
○ | 低 | 低 | 硫酸Mg (保湿) | 入浴剤のエプソムソルトとしても知られる | |
○ | 低 | 低 | カルボマー (乳化安定、形状調整) | ポリマー | |
○ | 低 | 低 | キサンタンガム (乳化安定、形状調整) | ||
○ | 低 | 低 | EDTA-2Na (キレート) |
この全成分表は韓国の成分表記ルールに従っていると思うので、日本の成分表記ルールとは異なっていると思います。
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シカペアシリーズのトナーとほとんど成分が同じです。
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