化粧品成分名称 | グリセリン |
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医薬部外品成分名称 | グリセリン、濃グリセリン |
英文名称 | Glycerin |
中文名称 | 甘油 |
韓国名称 | 글리세린 |
効果 | |
安全性 | ○ |
刺激性 | 低:0/100 |
アレルギー性 | 低:0/100 |
EWG等級 |
グリセリンの効果・性質
多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる)。代表的な保湿成分。
単体でも高い保湿力があるが、ヒアルロン酸Na・コラーゲン・プロパンジオールなどの相性が良い保湿成分と組み合わせることで、より高い保湿力・保湿持続力・皮膚柔軟性を発揮する。
水と混ざると発熱する性質があるため、温感化粧品に用いられることも多い。このような化粧品の場合は、グリセリンが成分表示の一番上にくる。
- 溶剤…成分を溶かす
- 保湿…お肌を潤す
グリセリンの刺激・アレルギー性
20〜24時間塗布テスト
- 試験対象
- ヒト 420人
- 使用製剤
- 50%グリセリン水溶液
- 試験結果
- 刺激なし。1人が陽性反応を示した。
48時間閉塞パッチテスト
- 試験対象
- ヒト
- 使用製剤
- 10%グリセリン
- 試験結果
- 刺激スコアは14日目で4/9を示し、わずかに刺激性があった
24時間パッチテスト
- 試験対象
- ヒト 33人
- 使用製剤
- 25%グリセリン
- 試験結果
- 刺激なし
修正ドレイズ試験
- 試験対象
- ヒト 48人
- 使用製剤
- 65.9%グリセリンを含む保湿製品
- 試験結果
- 感作なし
48時間パッチテスト
- 試験対象
- ヒト 15人(発泡ゴム工場で働き定期的にグリセリンに曝されている)
- 使用製剤
- 100%グリセリン
- 試験結果
- 感作なし
参考文献:Safety Assessment of Glycerin as Used in Cosmetics