今回は、klairs(クレアス)の「フレッシュリージュースドビタミンドロップ」を成分解析しました◎
毛穴やシミに効果があるって本当?
成分の安全性や刺激は?
こんな疑問を抱える方は必見。
クレアス ビタミンドロップ成分解析結果
クレアス フレッシュリージュースドビタミンドロップの成分解析結果は…
成分安心度…データが少なく安全性の不明な成分が多いため
皮膚刺激可能性…基剤に低〜中の刺激可能性成分が使用されている、およびデータが少なく刺激可能性の不明な成分が多いため
アレルギー反応可能性…データが少なくアレルギー可能性の不明な成分が多いため
成分からみてどんな効果があるのか?や、ビタミンドロップの成分メリット・デメリットをご紹介します。
全成分の安全性と刺激の評価・配合目的などの一覧表ものせたので、自分の目で確かめたい方はそちらを参考にしてください◎
クレアス ビタミンドロップの効果・メリット
クレアス ビタミンドロップの効果を成分解析したところ、
- 色素沈着を抑制
- たるみ毛穴への改善
- 軽くさっぱりとした保湿力
といった結果でした◎
5%のアスコルビン酸が色素沈着抑制
クレアス ビタミンドロップには製品全体の5%のアスコルビン酸が配合されています。
前提知識として、シミは黒色メラニンが過剰に肌に蓄積し、肌が部分的に茶色にみえる状態を言います。
メラニンは、以下のような流れでシミを引き起こす黒色メラニンに変化します。
- 紫外線を浴びる
- チロシンがチロシナーゼと結合しメラニンが生合成される
- ドーパがドーパキノンへと変化する
- 黒色メラニンが合成される
上の黒色メラニンが合成されるメカニズムを踏まえて読んでもらいたいのですが、アスコルビン酸には、以下の効果があります。
- チロシナーゼ活性抑制
- 黒色メラニンを還元(淡色化)
つまり簡単に言うと、メラニンを作る邪魔をして、黒いメラニンができても淡い別の色に変えてくれるという訳です◎
これはシミや色素沈着への効果が期待できそうですね。
ただこのアスコルビン酸、通常安定性が低いと言われています。
クレアスの商品情報を見ると、ビタミンC安定化製造工法を通じて開発していると書いてありますがどのような製法かはわかりません。
製品の色変わりについては公式が使用OK・NGの見分け方を掲載しているので、下のクレアス ビタミンドロップ Q&Aから確認できます!
ハリ改善による毛穴への効果
毛穴といっても、
- たるみ毛穴…ハリ不足
- 毛穴の開き…皮脂過多
- 毛穴の詰まり…古い角質や余分な皮脂、汚れが角栓となる
- 毛穴の黒ずみ…角栓が酸化し変色
と目立ち方にも種類があり、原因も異なるのでアプローチも異なります。
アスコルビン酸にコラーゲン合成促進作用があるため、ハリ改善に効果があると言え、たるみ毛穴に効果がありそうです。
植物エキスは微量のものがほとんどのため強い効果は望めませんが、ビタミンドロップには肌のキメを整える収斂作用・ピーリング作用・抗酸化作用のある植物エキスが多く含まれています。
ベース成分に抗菌効果あり◎
クレアス ビタミンドロップにはパラベン・フェノキシエタノールといった代表的な防腐剤を使用していません。
というのもベース剤に使われるPGは抗菌効果をもつ保湿剤。
さらに、カプリリルグリコール・1,2-ヘキサンジオールという防腐効果のある成分を配合し、防腐剤フリーの処方になっています◎
クレアス ビタミンドロップのデメリット
防腐効果のある保湿剤は、敏感肌だと刺激を感じることも…
ベース成分として使われるPGは、保湿と抗菌効果のある成分。
防腐剤フリーの処方にするために必要な効果なのですが、稀に敏感肌の方はその抗菌効果によって刺激を感じてしまうこともあるんです。
自分は敏感肌だという方は少し注意が必要です。
普通肌以上の方はアレルギー可能性も少ないので特に問題ないと思います◎
ちなみに、PGはさっぱりとした保湿感なので乾燥肌よりも普通〜脂性肌向きの保湿力かと思います。
データの少ない成分が多め
データが少ないため、成分の安全性や刺激可能性・アレルギー可能性を測るのが難しいです。
他の化粧品でも多く使われていることや、重篤な皮膚刺激やアレルギーの報告は見当たらないので心配する必要はないかと思います。
ただどの化粧品も同じように、初めての使用の際には必ずパッチテストを行いましょう◎
クレアス ビタミンドロップ 全成分表
EWG | 安全性 | 刺激性 | アレルギー性 | 成分(配合目的) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
○ | 低 | 低 | 水 (溶剤) | ||
○ | 低-中 | 低 | PG (溶剤,保湿,抗菌) | ・グリセリンよりも粘度が低くさっぱり ・安全性が懸念される声もあるがデマも多く、CIRからは化粧品の使用において安全が報告されている | |
○ | 低※ | 低 | アスコルビン酸 (色素沈着抑制,ハリ改善,製品自体の抗酸化) | ・製品全体の5%配合 ・メラニン生成阻害・還元(淡色化)によって色素沈着を抑制する ・線維芽細胞増殖・コラーゲン合成促進によって肌のハリ改善が期待できる ※10%以下の濃度において | |
○ | 低 | 低 | ヒドロキシエチルセルロース (皮膜形成、乳化安定、形状調整) | ||
○ | 低-中 | 低 | ツボクサエキス (保湿、バリア機能改善、抗炎症、抗菌、抗酸化、抗糖化、ハリ改善) | 植物エキス | |
○ | 低 | 低 | ユズ果実エキス (保湿,血行促進,ピーリング,抗酸化,抗炎症,エイジングケア) | ・果実エキス ・ミカン科ユズの成分 ・光毒性*1 に関するデータはない | |
不明 | 不明 | 不明 | ダイウイキョウ果実エキス (皮膚コンディショニング) | ・果実エキス ・シキミ科のダイウイキョウの成分 ・光毒性に関するデータはない | |
○ | 低 | 低 | グレープフルーツ果実エキス (エモリエント*2,収斂,バリア機能改善) | ・果実エキス ・ミカン科グレープフルーツの成分 ・光毒性に関するデータはない | |
不明 | 不明 | 不明 | ハス花エキス (保湿,色素沈着抑制,ハリ改善) | ・植物エキス ・ハス科ハスの成分 ・メラニン生成阻害によって色素沈着を抑制する | |
不明 | 不明 | 不明 | ボタンエキス (抗炎症,抗酸化,抗菌,色素沈着抑制,保湿,バリア機能改善,血行促進,抗シワ・エイジングケア) | ・植物エキス ・ボタン科ボタンの成分 | |
○ | 低 | 低 | オウゴン根エキス (保湿,収斂,鎮静,抗菌,抗アレルギー,色素沈着抑制,抗シワ) | ・植物エキス ・シソ科コガネバナの成分 | |
○ | 低 | 低 | ポリソルベート60 (乳化) | ||
不明 | 不明 | 不明 | ブロッコリーエキス (収斂,皮膚コンディショニング) | ・植物エキス ・アブラナ科ブロッコリーの成分 | |
不明 | 不明 | 不明 | カリンエキス (保湿,収斂,エモリエント,抗炎症,皮脂抑制,抗酸化,抗菌) | ・果実エキス ・バラ科カリンの成分 | |
不明 | 不明 | 不明 | オレンジ油 (香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
○ | 不明 | 不明 | (アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー (皮膜形成、乳化安定、形状調整) | ポリマー | |
○ | 低 | 低 | EDTA-2Na (キレート) | ||
○ | 不明 | 不明 | ラベンダー油 (抗菌、防腐、香り付け) | 精油(一般的な油とは異なる) | |
不明 | 不明 | 不明 | チャカルス培養エキス (皮膚コンディショニング) | ||
不明 | 不明 | 不明 | ラリックスエウロパエア木エキス (保湿) | ・植物エキス ・マツ科ヨーロッパカラマツの成分 | |
不明 | 不明 | 不明 | クリサンテルムインジクムエキス (抗酸化,血行促進) | ・植物エキス ・キク科クリサンテルムインジクムの成分 | |
不明 | 不明 | 不明 | ショウヨウダイオウ根エキス (収斂,皮膚コンディショニング) | ・植物エキス ・タデ科ショウヨウダイオウの成分 | |
不明 | 不明 | 不明 | ウスバサイシン根エキス (色素沈着抑制) | ・植物エキス ・ウマノスズクサ科ウスバサイシンの成分 | |
不明 | 不明 | 不明 | モンゴリナラ葉エキス (皮膚コンディショニング) | ・植物エキス ・ブナ科モンゴリナラの成分 | |
不明 | 不明 | 不明 | ヤナギタデエキス (皮膚コンディショニング) | ・植物エキス ・タデ科ヤナギタデの成分 | |
不明 | 不明 | 不明 | エンゴサク根エキス (皮膚コンディショニング) | ・植物エキス ・ケシ科エンゴサクの成分 | |
不明 | 不明 | 不明 | コプチスチネンシス根エキス (抗酸化) | ・植物エキス ・キンポウゲ科トウオンレンの成分 | |
不明 | 不明 | 不明 | ホオノキ樹皮エキス (皮膚コンディショニング) | ・植物エキス ・モクレン科ホオノキの成分 | |
○ | 低 | 低 | リシンHCl (保湿,抗酸化) | ||
○ | 低 | 低 | プロリン (保湿) | ||
○ | 低〜中 | 低 | アスコルビルリン酸Na (色素沈着抑制,抗酸化) | ・水溶性ビタミンC誘導体 ・メラニン還元(淡色化)によって色素沈着を抑制する | |
○ | 評価中 | 評価中 | アセチルメチオニン (皮膚コンディショニング) | ||
不明 | 不明 | 不明 | テアニン (エモリエント,保湿) | ||
○ | 低〜中 | 低 | レシチン (乳化,保湿,界面活性剤に対する刺激緩和) | ||
○ | 評価中 | 評価中 | アセチルグルタミン (皮膚コンディショニング) | ||
不明 | 不明 | 不明 | 合成ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-1 (皮膚コンディショニング) | ||
不明 | 不明 | 不明 | 合成ヒト遺伝子組換オリゴペプチド-2 (皮膚保護,皮膚コンディショニング) | ||
不明 | 不明 | 不明 | 合成ヒト遺伝子組換ポリペプチド-1 (皮膚コンディショニング) | ||
不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 合成ヒト遺伝子組換ポリペプチド-9 (皮膚コンディショニング) | |
不明 | 不明 | 不明 | 合成ヒト遺伝子組換ポリペプチド-11 (皮膚コンディショニング) | ||
不明 | 不明 | 不明 | 不明 | バチルス/(ダイズ/葉酸)発酵エキス (皮膚コンディショニング) | |
○ | 不明 | 不明 | ヒアルロン酸Na (保湿、皮膜形成、ハリ改善) | 代表的な保湿成分 | |
○ | 低 | 低 | カプリリルグリコール (保湿、防腐) | ||
○ | 低 | 低 | BG (エキス抽出) | 多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる) | |
○ | 低 | 低 | 1,2-ヘキサンジオール (保湿、防腐) | 多価アルコール(一般的なアルコールとは異なる) 少量でも防腐効果を示すため、防腐剤の量を減らすためによく使用される |
エモリエント水分の蒸散を防いで潤いを保ち、お肌を柔軟にする効果
キレート…製品の変質や変色の原因となる金属イオンを不活性化する効果があります
クレアス ビタミンドロップは、全45種類の成分からなる美容液です。
クレアス ビタミンドロップ Q&A
Q1. チクチク感があるけど大丈夫?
ビタミンCと肌のpHの差によってチクチク感を感じることがありますが、問題ありません。少量ずつ使用して、慣らしていくのがオススメです。
ただ、軽度とは思えない刺激や赤みが生じた場合は使用を中断しましょう。
Q2. ビタミンドロップの色が変わった、まだ使える?
この画像の色味を参考に、ビタミンドロップ変色の使用OK・NGラインを見極めると良いです◎
これはビタミンドロップに5%配合されているアスコルビン酸の安定性の低さによって起こる変色なので、なるべく製品の安定性を妨げないように、日差しの当たらない涼しい所に保管しておくこともオススメです。
公式では冷蔵庫で冷蔵保存することも推奨しています。
Q3. 柑橘系の植物エキスや精油が使われているけど光毒性は?
光毒性に関するデータの少ない成分が多くこちらである/なしの断定できませんが、公式の商品情報に「ビタミンCを使用する期間は、紫外線カットを心掛けてください。」と書いてありました。
- 朝の使用後は日焼け止めを必ず使うこと
- 夜のみの使用に留めること
この2つを守って使用しましょう!
Q4. 併用NGの成分は?
ビタミンドロップには「アスコルビン酸(ビタミンC)」が配合されていますが、アスコルビン酸はレチノール・AHA・BHAと併用すると肌に刺激が生じる可能性が高まるので併用は控えましょう◎
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通販サイトなどでもランキング1位を飾るほど人気の高いクレアス ビタミンドロップ、ぜひ試してみてくださいね。